粉末造形について

粉末造形

粉末造形とは

粉末造形アッセン品
粉末造形品は耐久性がある方なので、
アッセンブリ確認にも利用しやすい

粉末状のPA12系粉末ナイロン材にレーザーを照射し、材料を焼結させながら積層する工法です(SLS法)。

一般的に積層方式であるRP工法品は、強度面で脆いことが弱点といわれていますが、粉末造形品はその中でも丈夫な方で、ツメ形状・ヒンジ形状でも機能することが特長ともいえます(※何回でも使えるわけではありません)。また、材料がナイロン素材なので、耐熱性・高耐溶剤性にも優れていることも長所といえます。上記のためか、カバーケース・保護ケースとしての加工依頼も多いです。

一方、粉末造形の弱点は、品物の質感です。粉末材料を焼結して造形するため、その表面はザラザラした感触になります。また、積層目も残り、磨き仕上げを施してもザラザラ感の払拭や積層目の除去は難しいです。

粉末造形のメリット

粉末造形品

POMと刻印がありますが
粉末造形品です

  • 積層式の造形品だが耐熱性、耐久性に優れる(耐熱性VST160度~180度)
  • サポート痕が残らない
  • 切削加工に比べ、高速で加工可能
  • 積層方式のため、アンダーカット形状も一体加工が可能
  • アッセンブリデータでも造形可能

※ソリッド間に0.1mm以上のクリアランスが必要

粉末造形の注意点

  • 表面の質感がザラザラした感じになる。磨いてもツルツルにはならない。
  • 寸法公差が、光造形や3Dプリントより出にくい。
  • 材料費が光造形より高め。積層目が残る。
  • 0.3mm以下の形状は造形できない。
粉末造形の質感
ザラザラした質感になります
粉末造形の積層目
粉末造形の積層目

よくいただくご質問 ~粉末造形編~

Q1)加工できる大きさは?

A1)マシンのテーブルサイズは190×235×310mmです。

Q2)塗装は可能ですか?

A2)塗装仕上げが可能です。
ただし、下地処理が必要で、また質感はザラザラしたものになります。

RP工法は一体加工が可能です!

【粉末造形の流れ】
(1)粉末造形用のPA12(12ナイロン)を敷き詰め、そこにレーザービームを照射し、造形箇所を焼き固める(焼結する)。
(2)1層目が焼結できたら、その上にさらに材料を敷き、またレーザーで焼結する。
(3)これを順に繰り返し、モデルを造形していく。
(4)最後に焼結されていない部分を、エアーで吹き飛ばし、焼結されたモデルだけを取り出す。

つまりRP工法ならアンダーカット形状も一体加工で造形可能!

粉末造形の流れ

粉末造形材料~PA2200~PA12粉末

グレード PA2200 (粉末造形用材料)
材料タイプ 焼結粉末ナイロン(PA12)
引張強度(MPa) 48
引張弾性率(MPa) 1700
破断時伸び(%) 24
曲げ強度(MPa) 58
曲げ弾性率(MPa) 1500
アイゾット衝撃値(ノッチ付)(J/m) 44
ビカット軟化温度(℃) 163-181(VST)
情報元 eos社HPより
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