RP工法のデメリット

RP工法のデメリット

RPのデメリットは“材料の選択に限りがある”ということです。どのRP工法で使われる材料も、あまり本番(量産)では用いられません。

現在では「相当品」というグレードで、様々なRP材料も出てきました。しかし、やはりその物性は本番材料・汎用樹脂とは異なります。基本的に汎用樹脂よりRP材料の強度は劣ることが多いです。特に応力が積層方向に加わると破損しやすいです。故にRP材料は“試作に特化した材料”とも言えるでしょう。

また、 RP材料は特殊材料であるため、本番で用いられる汎用樹脂より、材料費が高価です。肉厚が大きいものは材料コストが高くなります

SCR735 TSR821 PA2200 VisiJet EX200 汎用樹脂
工法 光造形 光造形 粉末造形 3Dプリント
材料 UV硬化性
エポキシ
(ABSライク)
UV硬化性
エポキシ
(靭性グレード)
粉末焼結用
PA12
UV硬化性
アクリル
ABS
曲弾性率
(Mpa)
2,530 2,225 1,240 1,159 2,200~2,650
衝撃強度(J/m)
Izod-ノッチ有
29-33 48-49 40-48 25 150-490
耐熱性能(℃) 48-52
(HDT)
49-52
(HDT)
163-181
(VST)
56(HDT) 75-85(HDT)

RP材料を折り曲げた場合

SCR735を折り曲げた場合
【光造形品SCR735を折り曲げた場合】
飴細工のようにパキッと簡単に割れた(積層方向に)
3Dプリント品を折り曲げた場合
【3Dプリント品を折り曲げた場合】
積層方向に簡単に割れた。SCR735よりは割れにくい感じに。
PA2200を折り曲げた場合
【粉末造形品PA2200を折り曲げた場合】
折り曲がった。反発(戻ろうとする力)は強い。
PPを折り曲げた場合
【PPを折り曲げた場合】
折り曲がった。反発は強い。
ABSを折り曲げた場合
【ABSを折り曲げた場合】
折り曲がった。破断有り。反発は弱。
PCを折り曲げた場合
【PCを折り曲げた場合】
折り曲がった。反発は弱。
アクリルを折り曲げた場合
【アクリルを折り曲げた場合】
パキッと割れてしまった。(折り曲がらなかった)
注型品を折り曲げた場合
【注型品を折り曲げた場合】
折れるというより、ブチっとちぎれた感じに
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